とある構造設計者の日記

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1級建築士学科試験独学勉強方法(スケジュールについて)

1級建築士学科試験は独学で突破

私は1級建築士学科試験を独学で突破しました。しかも、1発です。独学して感じていたことはとにかく、孤独ということです。この勉強方法で自分は合格に向かっているのだろうか、と常に自問自答しながら悶々と勉強している感じでした。今、1級建築士を独学で臨まれる方々も同じ思いで悶々とした毎日を過ごされていると思います。私もいろいろと試行錯誤しながら、勉強方法を探っていきました。勉強を始めたのが1月に入ってからでした。それから自分にフィットした勉強方法にたどり着くまで2か月ほどかかりました。独学はその人その人によって様々だと思います。これから独学でやっていこうという方々に少しでも参考になればと、私が独学していて合格に結びついた勉強方法を下記に記します。※こちらは合格を保証するものではないので、あくまで参考としてお読みください。

勉強法の確立

1級建築士の学科試験は1年かかる人もいれば半年程度で受かってしまう人もいます。独学の場合、多くの人がいきなり正しい勉強法にたどり着くことができないと思います。試行錯誤の上、ようやく自分の勉強法が確立されるのだと思います。なので、勉強始めは自分に合う勉強法を手探りしてくことになるでしょう。私も最初は「1級建築士ノート」を作っていましたが、自分にとっては非効率的だったので、ノートは作らずテキストに必要事項だけ書き込むスタイルにしました。結果的にノート作成は時間もかかるので無駄なことになってしまいました。しかし、これも独学して行くうえで通らなければならなかった道なのだと思います。やってみて初めてわかることもたくさんあります。その中で、自分にとって効率的なものを取捨選択していくことが重要と考えています。これから独学を計画されている方も試行錯誤があって初めて勉強法が確立されるのだということを頭の片隅に置いていただき、余裕のあるスケジュール管理をしていただければと思います。

試験までの勉強スケジュールをたててみよう

勉強期間について、私の場合、1月から始めたので、7か月ほどでした。私は計画・法規・設備が特に苦手だったので1月から3月までの3か月は計画・法規・設備だけ必死に問題を解きました。しかし、4月入ってからも法規の勉強がなかなかうまくいかず、法令集を理解するのに4月いっぱいまでかかってしまいました。5月に入ってからようやく構造・施工も勉強し始めました。6月は5教科バランス良くこれまでやってきた問題の復習をしました。7月はとにかく過去問集+模擬試験の復習+これまでの総復習をやりました。しかも、過去問集は平成17年から20年まで収録されてたものに絞って問題を解けるだけ解きました。おそらく、2周程度はできたと思います。本当は平成14年からやりたかったのですが、試験もせまっていたこともあってたくさん問題をこなすというよりは同じ問題を繰り返すことを重視しました。その結果この方法が功を奏して試験本番では同類の試験が出題されて大変助かりました。

まとめ

以上のように、勉強を始める前に何月から何月まではどの教科をやるといった簡単なスケジュールを組んでみると良いと思います。もちろん、仕事との兼ね合いもあるので、スケジュール通りなど絶対にいきません。それでも、常にゴールを意識するという意味ではスケジュール管理は非常に重要だと思います。私も当初は法規は日本語だから理解できるだろうとなめていましたが、実際は全然理解できず、かなり焦りました。その結果、3月までで理解するはずだったものが、1か月押しましたし。。。学科は5教科もあるので必ず得意不得意があると思います。しかし、5教科のバランスを考えず、好きな科目ばかり伸ばしていても合格はできないのです。各教科に足切りが存在します。学科試験では得意教科を伸ばすというよりも、弱点をいくら克服できるかにかかっています。自分の弱点を見極め、5教科の勉強バランスを調整し、スケジュール管理をするとが合格への第一歩だと思います。

また、上記で示したように、市販のテキストを使用してそれをどうやって吸収していくか、まずは自分の勉強スタイルを確立していくことが重要です。勉強法が確立されていくとより具体的なスケジュール管理もできるようになってきます。

※以上の記事は合格を保証するものではありませんので、あくまでご参考にしていただければ幸いです。