とある構造設計者の日記

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1級建築士学科試験独学勉強方法(過去問について)その1

過去問解くこと=効率的な勉強方法

1級建築士学科試験の範囲は建築という分野からも想像できる通り、広範囲で問題を作ろうと思えば無限にできると思います。しかし、仕事をしながらすべての範囲を網羅しようとすると膨大な知識が必要となりますので、試験突破の方法としてはあまり効率的ではありません。

独学をしているときは先の不安からか、あれもこれもとよくばり、手広く勉強してしまいがちです。これが失敗の大きな原因と私は考えます。過去問を研究してみると、どの年の問題を見ても何となく見たことある問題ばかりで構成されているのです。場合によっては過去の選択肢と全く同じものが出題されたりします。もちろん、過去に一度も出題されたことのない新問も必ず出題されますが、それは少数派なので、無視しても構いません。なぜなら、学科試験は過去問を理解していれば多くの場合、正解に導くことができるからです。ましてや、選択式なので、初めてみるような選択肢がわからなくとも、確実に誤っているものを見つけることができればその問題は正解なのです。

以上のように、時間が無く効率的に勉強をしたいという方には勉強範囲を「過去問」に絞ることをおすすめします。ここでは、実際に私が独学で勉強した体験をもとに過去問を解くことによっていかに合格したかを綴りたいと思います。

勉強範囲を過去問にしぼることの意義

なぜ過去問に絞ることをお勧めするのか?過去問はあくまで過去の問題だから勉強していも意味ないじゃん!とお思い方、不合格へ一歩踏み出したようなものだとお考えて下さい。過去問を解くことの意義は学科試験の傾向をつかむことにあります。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という有名なことわざがありますが、1級建築士試験(製図試験も)はまさにこの言葉にすべて凝縮されているように思います。過去問を十分に勉強することによって学科試験がどのようなものなのか理解することができます。そのためには、できる限り多くの過去問を繰り返し解くことが合格の鍵となります。また、学科試験の一部は過去に出題された選択肢を使いまわして、問題構成されています。例えば、過去に正解肢として出題されたとしても、一部を変更して(例えば用語のすり替え等)不正解肢にするケース、またはその逆のケースがあるのです。本当かな?と疑問に思う方は過去問を解いてみて下さい。この言い回しどっかで見たことあるぞ、と思うことが多々あります。

過去問で出題された内容は建築士として重要な知識

過去に出題されてきた問題はその分野で重要だからこそ出題されてきたとも考えられます。建築の分野で問題を作ろうと思えば、無限に作ることは可能ですが、あまりマニアックなことばかりを出題しても1級建築士の技能を試験することができないと思います。1級建築士として最低このくらいのことは理解して下さいね、ということで、問題は作成されいると思います。そのように、出題者側の視点に立つと、過去問の見方も少し変わるかもしれません。

少し文章が多くなってしまいましたので、続きは別の記事に記載致します。

続き
kouzoudaisuki.hatenablog.com

※この記事は合格を保証するものではありません。あくまで参考にしていただけたら幸いです。