とある構造設計者の日記

気ままに想うことをブログに綴る

”君たちはどう生きるか” 職業について考える

社会は人それぞれの歯車でできている

”社会の歯車”って言葉、昔はすごく嫌いだったけど今ならその意味が少しわかった気がする。学生のときはなぜだか自分は特別だと思っていたし、自分が社会の歯車になって浪費されると思うと嫌でしかたなかった。

だが、今はその考えと180°違う。

自分が知らないところ(違うフィールド)でいろんな歯車を回してくれている人がいるからこそ社会からいろんな恩恵を受けることができると思う。たとえば、日常何気なく利用している道路、定刻通り乗車できる電車、毎日食べるお米・・・自分が必要としているところに必ず誰かが関わって自分のもとへ供給されている。自分は構造設計という仕事で社会貢献できているという自負がある。地震大国である日本においてそのインフラの一部を守っていると自信をもって言える。そう思ってから社会の一員になれた気がしたし、この社会で生きることが少し楽になった。

社会に参加している人々は基本的にそれぞれの歯車をもっていると思う。その歯車は「大きさ」・「数」・「回転速度」など人によって異なるものだと思う。たとえば、その業界で影響力のある人は一般の人より大きい歯車をもっていると解釈できるしまた、いろんな事業を抱えている人はその事業の分、歯車の数をもっていると解釈できる。

ただ、自分がもっている職業は自分に適合しているかどうか、自分が本当にもっている歯車はいろんな邪念(見栄や思い込みなど)によって曇っており見えづらい。歯車を回しはじめたものの、なんとなく自分に合ってない気がする。そんな時はがむしゃらに動くしかないと思う。がむしゃらにその光を探し続けているとやがて出口も見つかるはず。そう信じて行動することが凄く大切だと思う。

何だかとりとめのない話しになってしまったが、社会で自分の仕事をもって生活することは幸せなことだと思う。

今回、このブログを書こうと思った漫画を紹介する。

現在、宮崎駿監督が映画化しようとしている。

君たちはどう生きるか

仕事に悩んでいる方は一読の価値あり。