とある構造設計者の日記

気ままに想うことをブログに綴る

1級建築士学科試験独学方法(学科編)模試について

模試はできるだけ多く受けましょう

ある程度勉強してからでは意味ないんじゃないの?とお思いの方、たとえ勉強が完璧に終えてなくとも模試は必ず受けるべきだと思います。模試は独学を進めていく上で様々なことを教えてくれます。そのメッセージをしっかり受け止めることができれば合格へ起動修正していくことができます。私も実際に模試を受けて、その結果から軌道修正し勉強を進めていきました。その結果、独学で一発で1級建築士学科試験に合格することができました。

こちらの記事では私が受験生の時に実際に受けた模試の結果そして模試の結果からどのように学科試験に合格へ結びつつけたのかについて綴りたいと思います。

資格学校の模試

大手資格学校では毎年、4月5月で無料模擬試験を実施しています。これは受けた方がいいです。無料はでかいです。

ちなみに、私が5月末に受けた時の結果が下記の通りです。

計画:9

環境:14

法規:20

構造:24

施工:12

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合計:79(偏差値:54 要するに真ん中くらい)

↑の結果を受け、5月の時点ではまあまあかなと思っていました。ただ、比較的簡単な模試だったように感じました。このときには苦手だった法規がだんだんわかってきて、法規科目に自信がついてきた時期でもありました。しかし、計画と施工の結果からわかる通り、まだまだ勉強不足なのも自身で把握していました。

一級建築士 学科一発逆転模試 第1回目

次に模試を受けた模試は一級建築士 学科一発逆転模です。こちらは、ウラ指導さんが毎年、開催しているもので有料です。時期としては6月初旬頃だったと思います。

まずは模試の結果から↓

計画:13

環境:9

法規:18

構造:12

施工:14

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合計:70

5月に受けた模試より点数が下がってる・・・。この結果にはかなりあせりました。5月から成長していない。いや、むしろ後退している。いや、いやこの前受けた模試より難易度が高かっただけなのか、いろいろなことが頭を駆け巡りました。しかし、結果は結果として受け止め、復習に務めました。このスタイルは非常に良かったかなと思いました。やはり、結果を素直に認め、復習をしっかり行うことで力はついていきます。同種の問題が出題されたら、絶対に同じミスは繰り返さない、という気持ちで復習に臨むことが重要だと思います。

一級建築士 学科一発逆転模試 第2回目

3回目受けた模試も前回と同様ウラ指導さんの一級建築士 学科一発逆転模です。時期としては7月初旬頃だったと思います。

まずは模試の結果から↓

計画:9

環境:5

法規:12

構造:21

施工:13

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合計:60

「終わったorz」この結果を受けて、独学一発合格は無理だなと悟りました。残り1ヶ月弱で30点以上上げるのは正直かなり厳しいと思いました。しかし、もうどうあがいても1ヶ月で試験が終わるので、悔いだけは残らないようにしっかり勉強して、来年につなげようと考えました。これが功を奏しました。2回目のウラ指導さんの模試の後は、模試の復習を中心に勉強に取り組みました。そして、試験3週間前からは総仕上げということで、これまでやってきたことをもう一度復習することにしました。これまでやってきたこととは、分野別厳選問題集です。最終的には厳選問題集は4周以上したことになります。最後の総復習ではこれまでしっかり勉強してきたこともあり、サクサク進みました。皆さんもこれまで勉強したことを取りこぼさないために、総復習はしっかりおこなうことをおすすめします。

試験結果

計画:12

環境:14

法規:25

構造:27

施工:18

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合計:96

合格!!

結果から申し上げますと、模試の結果と本番の結果とは関係ありません。実際、私も7月初めの時点で60点でしたが、本番では96点取ることができ、独学1発合格を実現することができました。これは模試で得た結果を真摯に受け止め、勉強に励んだ結果だと思います。

模試を受けて一番重要なことは自分で理解していると思っていたものが、実際は全然理解できていなかったりと、日ごろの勉強で気が付かない点を気付かせてくれることにあると思います。そこで復習をしっかり行うことで、頭の整理ができまたレベルアップすることができます。模試の点数なんてまったくといっていいほど関係なく、本番で同じミスを繰り返さないよう訓練すれば良いのです。

また、ウラ指導さんの模試は一般的な資格学校よりも難易度は高めです。なので、ウラ指導さんの模試の結果を受けて落ち込む必要はまったくありません。ウラ指導さんの模試は素晴らしいです。本番さながらの、受験生を悩ます良い問題がバンバン出題されます。学科試験は機械的に解ける問題は少なく、考えさせる問題が非常に多いです。ウラ指導さんは何十年も1級建築士試験を研究されているので、受験生が苦手とするところを熟知しています。ウラ指導さんの模試を経験することで、考える力を養っていただけたらと思います。

そして、上記でも記載しましたが、総復習は非常に重要な作業となります。知識をよくばって試験直前まで新しいことをどんどん勉強していこうという気持ちは捨ててくださいね。これまで、勉強したことが水の泡になる可能性があります。7月に新しいことを取り入れても、おそらく本番ではその努力は報われないと思います。それよりも、これまでやってきたことを取りこぼさない努力をした方が合格により近づけると思います。試験が迫ると自分の勉強不足を痛感して不安な気持ちになることもありますが、それは受験生みな同じ気持ちだと思います。いや、むしろ学科試験合格のために日々努力してきた人ほど、不安に駆られる思いをするのかもしれません。それでも、これまで自分のやってきたこと信じて総復習に取り組んで下さいね。

※この記事は1級建築士試験の合格を保証するものではありません。参考程度にしていただければ幸いです。