とある構造設計者の日記

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宅地建物取引士独学合格方法

 宅地建物取引士独学について

私が受験した当時(2012年)は宅地建物取引主任者でしたが、試験内容自体はそこまで変化していないようなので、私が実施した独学方でも十分に合格できると思います。私は建築系を専攻していたので法律については一切無知でした。そんな私でも働きながら独学で合格することができました。ただ、天才でない限り楽して受かる方法は無いと思います。計画的にしっかり勉強すれば合格することができると思います。こちらの記事では私が2012年宅地建物取引主任者試験に独学により合格した方法を綴ります。

参考書について

宅建に関する参考書は様々です。種類がありすぎてどれを選んで良いのか正直わかりませんよね。実際私もどれを選択するかかなり迷いました。TAC、LEC、日建学院、総合資格などなど参考書はたくさんありますが、数をこなせば受かるものではありません。参考書を絞り忍耐強く同じことを何度でも繰り返すことが非常に重要です。たとえば、TACを選んだのであれば宅建の教科書・問題集・過去問集と同じ出版元を選択してください。理由は同じ出版元であれば教科書と問題集の構成が同じなので勉強がしやすいからです。教科書はA社で問題集はB社のような組み合わせは避けるようにしてくださいね。

ちなみに私は「らくらく宅建塾」シリーズを選択しました。理由は参考書を選定するのに様々なブログを拝見させていただいたのですが、圧倒的に「らくらく宅建塾」シリーズが多かったからです。表紙を見た感じは何か頼りない感じなのですが、内容は素晴らしいです。法律の文章は一般的な文章とは異なり、難しく書いてあるので理解するのに少し時間がかかります。「らくらく宅建塾」では法文の解説に加えて具体的な例やスケッチが記載されているので非常にわかりやすいです。私も宅建独学には「らくらく宅建塾」シリーズをお勧めします。その他に「過去問宅建塾壱」「過去問宅建塾弐」「過去問宅建塾参」「ズバ予想宅建塾模試編」を使用しました。

スケジュールについて

 試験は毎年10月半ばに実施されます。そこから逆算して勉強のスケジュールを組みましょう。私は6か月ほどの勉強期間でスケジュールを組みました。具体的には下記の通りです。

5月:らくらく宅建塾+過去問集壱

6月:らくらく宅建塾+過去問集弐

7月:らくらく宅建塾+過去問集参

8月:らくらく宅建塾+過去問集壱・弐・参

9月らくらく宅建塾+過去問集壱・弐・参

10月らくらく宅建塾+過去問集壱・弐・参+直前模試

5月から7月まではらくらく宅建塾で内容を理解しながら、過去問をひとつひとつ丁寧に解いていきました。8月は夏休みもあるのでフルで勉強時間に充てました。普段仕事でなかなか勉強に取り組めない方もここで一気に勉強を進めましょう。8月から10月は基本的に過去問集を繰り返して解いていました。3週間前からは直前模試を実施しました。ここでは試験のペース配分をつかむために実施していました。

勉強方法

勉強方法はただ一つ、「繰り返し過去問を解くこと」です。宅建はこれにつきます。いかに過去問と向き合えたか、過去問を理解したか、が問われる試験だということを念頭において勉強を進めて下さい。難しい問題でも理解できるまで粘り強く勉強してください。これが一番の近道です。万が一理解できない問題があっても、ネットを駆使して理解を深めて下さいね。私も理解の浅い箇所はネットで補いました。

7月までに1周くらいできるのが目安だと思います。2周目からは少しペースが上がっていくと思います。ただ、2週目でもこんな問題あったかな?っていうような問題はたくさんあります。一度解いた問題でも人の脳は簡単にいろんなものを忘れ去ります。だからこそ同じ問題を繰り替えすことが重要なのです。3周目、4周目、5周目とどんどんペースが上がっていくと思います。私は過去問集を5周ほどしました。当時はほとんどの問題を暗記しているレベルでした。この程度でないと宅建は合格できないと思って下さいね。くれぐれも目移りしてほかの問題集に手を出すことはやめてくだいさいね。これまでやってきたことが水の泡になる可能性があります。忍耐強く過去問に向き合えた人だけが合格できる試験だということを忘れないでくださいね。

※こちらの記事は宅地建物取引士合格を保証するものではありません。参考程度にしていただければ幸いです。