1級建築士試験(製図編)製図道具について
製図道具について
1級建築士製図試験は6時間30分と非常に長い試験です。しかし、試験内容は盛りだくさんなので1分1秒無駄にできないシビアな試験です。
製図道具は 時間短縮のために重要な役割を果たします。自分にフィットした道具を見つけ出すことが時間短縮につながります。
この記事では私が製図試験で実際に使用して役に立った製図道具を紹介していきます。
製図板
製図板は試験元に注意事項が記載されているのでその条件に当てはまるものを選択してください。製図板はとても大きいので持ち運びしやすく軽いものが良いでしょう。私が実際に使用していたのがこれです。
この製図板は安くて軽いという点に魅力を感じて購入しました。製図試験では製図板ではそんなに差がつかないと思います。なのでそこまでこだわる必要がないように思います。
ただ、製図試験会場は大学で実施されることが多く、大学の机と製図板はほぼぴったりであり少しでもズレると製図板が机から落ちる可能性があります。私は試験会場に製図板の下にすべり止めを敷いて試験に臨みました。
バンコ 三角定規45°テンプレートプラス
これはすごくおすすめです。三角定規とテンプレートが一体化したもので非常に使い勝手がいいです。製図に入るときまず通り芯を書きます。そのあとに柱形を書いていきます。この作業が三角定規とテンプレートを持ち替えることなく一連の作業の中で描くことができます。製図作業では道具の持ち替えも非常に重要なポイントであり、1秒も無駄にできない試験の中、道具の持ち替えがなく作業ができるということはものすごく助かるのです。また、三角定規に取っ手がついているので持ちやすさにも配慮された定規です。
ウチダ ヘキサスケール 15cm 1-882-0115
これもおすすめです。多くの受験生が三角スケールを使用する中、私はこのスケールを使用していました。はじめは三角スケールを使用していたのですが、1/200や1/400など転がして探すのが煩わしくなり、ウチダのスケールに切り替えました。ウチダのスケールは平面的に縮尺を判断できるので転がして探す必要がありません。皆さんも私と同じように三角スケールを転がして使用することにストレスを感じているのであればウチダのスケールをご検討してはいかがでしょうか。
ウチダフローティングディスク
製図作業では定規を様々な方向に動かすため、製図用紙が徐々に汚れていきます。これを防ぐためにフローティングディスクを使用して定規の接地面を小さくすることで製図用紙の汚れを少なくすることできます。
ぺんてる クリックイレーザー フォープロ ZE31-A
これもかなり便利です。製図でちょっとした間違えを修正するときに使用します。通常の消しゴムでは接地面を調整するのに手こずりますが、ペン消しゴムでは細かいところでもピンポイントで消すことができます。
手袋
製図試験中はかなり手汗をかきます笑。個人差はあると思いますが、あの緊張感の中一切汗をかかない人はいないと思います。手汗は図面を汚す原因の一つであり、図面が手に張り付きストレスがかかるため、私は市販の軍手を買い、指先部分を切って使用していました。
以上、私が製図試験を通して役に立った道具を紹介してきましたが、皆さんも実際に手を動かして自分に合った製図道具を見つけてくださいね。
※この記事は1級建築士試験合格を保証するものではありません。また、製図道具に関しては公益財団法人建築技術教育普及センターホームページに注意書きが記載されているので必ずご確認下さい。